再生医療はどうして肌が若返るのか。あなたのその疑問にお答えします。

肌の若返りって、ヒアルロン酸注射やボトックスで十分。効果的だし治療費用も再生医療に比べると格段に低価格。それなのにどうして肌の再生医療「線維芽細胞移植術」を推奨する必要があるの?と思われる方もお見えになるでしょう。
ヒアルロン酸やボトックスというのは当然ですが、シワやたるみの解消には非常に効果的な治療であることに違いはありません。しかし、それが必ずしも肌が若返っているということではないのです。実はここが肌の再生医療とヒアルロン酸やボトックスとの認識の違いなのです。
実はシワやたるみの解消が肌の若返りじゃない!
まず始めに知っておくべきことは、シワやたるみの解消が肌の若返りではないということです。
ほとんどの方は「えっ?」と思われるでしょう。シワやたるみが解消しているんだから肌は若返っているでしょう。そう思うのは当然のことです。
しかし、ヒアルロン酸注射の作用・効果を考えて見て下さい。
シワというのは、皮膚が伸びてしまい、緩みを発生し弛緩している状態です。余ってしまった皮膚によって歪みが発生しシワが出来てしまいます。時間の経過によってそのシワは深くなってしまいます。ヒアルロン酸注射は深くなってしまったシワの溝部分の直下に注射することで下から持ち上げて溝を薄くする、もしくは平にすることでシワが解消します。
これで肌に何かしらの変化があるのでしょうか? シワは消えても肌にはなんの変化もありません。実はヒアルロン酸注射はシワが解消しても肌にはなんの変化も起きていないのです。
ボトックスも同じこと。筋肉の動きを調整して、シワが作られなくなるという作用で肌が若返ったように見えますが、肌にはなんの変化もありません。このようにヒアルロン酸注射やボトックスというのはシワを取るということ、症状を改善させることは出来ていますが、肌そのものが若返っている訳ではないのです。
これらの治療はシワという症状を改善するためが主たる目的であって肌を若返らせることはできないのです。肌を若返らせることができる治療、それが「線維芽細胞移植術」なのです。
—線維芽細胞が唯一できること
線維芽細胞の働きをご存知でしょうか?
線維芽細胞は、真皮のコラーゲンの再構築、ヒアルロン酸・エラスチンを作り出せることができる唯一の肌細胞です。(最近では幹細胞という言葉が安易に使われていますが、幹細胞にはコラーゲンやヒアルロン酸を作り出す働きはありませんし、肌の若返り効果も認められていません。)
肌の若返りには、真皮のコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンを増やすことが何より大切です。それを作り出すことができる唯一の肌細胞「線維芽細胞」を増やすことが肌の若返りでは必要なのです。
肌そのものの若返りはヒアルロン酸やボトックスを用いた見た目の若返りではなく、線維芽細胞を増やすことによって、真皮のコラーゲンやヒアルロン酸を増やすことが必ず必要であるということを知っておいて欲しいのです。同窓会、結婚式など直近での若返り、見た目の若返りを目的とするならヒアルロン酸注射やボトックス、コラーゲン注射をお勧めします。しかし、根本的、本質的に肌を若返らせるのであれば「肌の再生医療:線維芽細胞移植術」が必要になるということを知っておいて下さい。